インターネットの「誕生日」はいつ?

インターネットはいつ生まれた?

インターネットは、私たちの生活に欠かせないインフラとなっていますが、その誕生日はいつなのでしょうか?

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1969年、アメリカ生まれである

まず、インターネットは、いまから50年以上前にアメリカ合衆国で生まれました。

具体的には、アメリカ国防総省の高等研究計画局(ARPA)が資金提供したプロジェクトであるARPANET(アーバネット)がその起源です。ARPANETは、1969年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、スタンフォード研究所(SRI)、ユタ大学、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の4つの大学・研究機関を接続する形で運用が開始されました。

ARPANETは、パケット通信技術を用いた世界初のネットワークであり、これが後にインターネットへと発展します。インターネットの誕生において、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)での最初のノードの設置や、スタンフォード研究所(SRI)との初めての通信が重要な役割を果たしました。

ちなみに、1969年と言えば、アポロ12号が月面着陸に成功した年でもあり、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが結婚した年でもあります。日本では、SEIKOが世界初となる量産型クオーツ式腕時計を発売して世界を驚かせました。

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誕生日の候補が2つある!?

では、1969年の何月何日がインターネットの誕生日なのでしょう。こまかく見ていくと、実は、インターネットの誕生には2つの重要な日があります。それぞれの出来事を詳しく見てみましょう。

1969年9月2日 ARPANETが最初に稼働した日

1969年9月2日は、インターネットの前身であるARPANETの最初のノードがカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で動作を開始した日です。ARPANETは、アメリカ国防総省の高等研究計画局(ARPA)が資金提供したプロジェクトで、パケット通信技術を用いた世界初のネットワークでした。この日、UCLAのホストコンピュータがInterface Message Processor(IMP)と接続され、データの送受信が行われました。これが、インターネットの基盤を築く最初の一歩となりました。

1969年10月29日 初めてネットワーク通信した日

1969年10月29日は、ARPANETで初めてのネットワーク間通信が成功した日です。この日は、UCLAとスタンフォード研究所(SRI)の間で最初のメッセージが送信されました。このメッセージは「LOGIN」という単語でしたが、システムがクラッシュしてしまい、実際に送信されたのは「LO」の2文字だけでした。この出来事が、インターネットの始まりとされています。

どちらがインターネットの誕生日か?

一般的に、インターネットの誕生日として認識されているのは1969年10月29日です。この日は、初めてのネットワーク間通信が成功した日であり、インターネットの実質的なスタートとされています。

上で説明したように、1969年9月2日も、インターネットの誕生において非常に重要な日であり、欠かせないマイルストーンといえますが、やはり「インターネット」なので、ネットワークとネットワークの間で通信が成功した日こそが、誕生日としてふさわしいのではないでしょうか。

インターネットの誕生日は、1969年10月29日

インターネットの誕生日は1969年10月29日です。そして、しつこいようですが、1969年9月2日も忘れてはならない重要な日です。これらの出来事があったからこそ、私たちは今日、インターネットを使って情報を共有し、コミュニケーションを取ることができるのです。

インターネットと同じ誕生日の有名人は?

インターネットは、音楽プロデューサーで元シャ乱Qのつんくさんが1歳の誕生日に生まれました。この日は、俳優の高嶋政宏の4歳の誕生日でもあり、映画監督の周防正行さんは13歳、アニメ監督の高畑勲さんは34歳の誕生日を迎えました。

ちなみに、もう一つの重要な日である1969年9月2日については、ちょうどこの日に生まれた有名人がいます。それは女優の横山めぐみさん。そしてこの日、キアヌ・リーブスは5歳の誕生日を迎えました。